2006年03月06日

レイ Ray

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レイ

2005年 アメリカ
監督/テイラー・ハックフォード
出演/ジェイミー・フォックス、 ケリー・ワシントン、ほか


以前は洋楽ばかり聞いていた私ですが、
ここ数年、ほとんど聞かなくなりました。

大きな理由は「歌詞の意味がわからないから」。

この映画を観て、それが間違いでないことを再確認。

2004年に他界したソウルの神様レイ・チャールズ。

見終わった時にはレイ・チャールズの心の傷よりも、
彼の女癖や自分への甘さがとっても気になったのですが、
一晩経って、けっきょく薬も女も支えだったのかなぁ・・・
と彼の弱さを気の毒に思えるようにはなりました。

どんなに才能があっても盲目だからと邪魔者扱いだったり、
子供の頃のトラウマから大人になっても抜け出せなかったり、
それを紛らわすため(?)薬や女なしではいられない。
そうして生まれた音楽が彼を大スターにしたようです。

正直、自分にはハンディも生死にかかわるトラウマもないので
本当の痛みは感じることができません。
だからかも知れないけど、観てる最中は複雑な気持ちでした。
一番感情移入できたのは、レイの奥さんのビー。
彼女が関わるシーンは何度も目頭が熱くなった。

レイの曲は彼の周囲にいる女性に向けての歌。
その曲のおかげで生活している家族。
いくら大きくて豪華な家があったって、中身は空っぽなんですね。

コーラスが1人だったり3人だったり、人が変わったり
というあたりなんて特に、ですが。
彼はただの人、というか男(オス)だった、という感じ。

残念ながら、この映画ではレイがヘロインを絶ち、
とうとう中毒症状から脱出できたところから、
一気に早送りのようになって終わっています。

その後の半生、彼はどう生きたのか、家族はどうなったのか。

ちょっとググればわかるのでしょうが・・・。
なんとなく、そんな気にもならず。

女だからこういう感想になっちゃうのかな^^ゞ
まぁでも天才ってそういうものなのかもね。

主演のジェイミー・フォックスは、まるで本人か!?
と思ってしまうほどの熱演っぷりでした。
主演男優賞は納得。

3/5(sun) wowow
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