
2005年 日本
監督/犬童一心
出演/オダギリジョー、柴咲コウ、他
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私を迎えに来たのは、若くて美しい男。彼は父の恋人だった。
昼から延々とwowowをつけていた某日、フと見た予告が気になって、
今日は早く寝るぞーと思っていたのに結局観てしまいました。
存在すら知らなかった映画。
たまたまだったけど、みて良かったなーと思います。
とてもいい映画でした。
かつて、華やかだった高級オカマバーヒミコ。
そこの従業員であるお姉さん達が、みんなで楽しく老後を過ごすために
伝説の店長ヒミコが買い取った建物が 「メゾン・ド・ヒミコ」。
そこらへんにありそうでなさそうな、でもよく考えたら 「やっぱないよなー」
って感じの不思議な共同生活の中で繰り広げられる、ちょっとおかしくて、
でも切なさいっぱいの不思議なお話でした。
オダギリジョーって今まであまり好きじゃなかったけど、今回はやられた!
あの某カード会社のCMの、ちょっと小汚くてなよっちいコのイメージとは
全く違って (って、あれでイメージ作っちゃうのもダメかもだけど^^;)
伏目がちの愁い顔がホントにホントの人みたいで(変な表現・・・)
自分でもちょっと怖いくらい、すっかり入り込んで見てしまいました。
柴崎コウも同じくで、あんまり好きじゃなかった。
でもあのがさつな感じ、眉間の皺とぶっきらぼうな口調・・・素敵すぎる。
ホント、そこらへんにいるちょっとヒネた事務のお姉ちゃん^^
どちらも今までの(私の勝手な)イメージが払拭される好演技でした。
本来、私の目線は彼女の側のはずなんだけど、
そんな演技にやられて まんまとワールドにはまってしまったので
どの人のことも、「うんうんわかる!わかるよ〜!」 って状態で。
なんだかとっても心に響いたのでした。
まぁでも所詮は終わって現実に戻ってみたら、
「・・・わかるか?」という感じなんだけどもさ。
同じ立場の人が見たらどういう感想なんだろうか。